伊賀の偉人

俳聖 松尾芭蕉

松尾芭蕉

生涯を旅に生きた俳聖 松尾芭蕉。紀行文「おくのほそ道」などで有名な芭蕉は、この伊賀で生まれ、29歳まで過ごしました。

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横光利一

横光利一

明治31年(1898年)3月17日、父梅次郎と母こぎく(中田小平・きくの4女)の長男として福島県に生まれた。母こぎくは、伊賀市野村(現地名)の中田小平・きくの4女で、父が鉄道工事に従事している頃、柘植の地で知り合った。利一には4才年上の姉しずこがおり、小学校1〜4年生までの間、母の実家の伊賀市野村(現地名)に住み、東柘植尋常高等小学校(現柘植小学校)へ進学した。後、大正12年小説家として文壇にデビュー、川端康成と共に新感覚派運動を展開し、ついで新心理主義文学に移った。作品に「日輪」「機械」「寝園」「紋章」「旅愁」などがある。利一は、親友故澤井善一(伊賀市柘植町)氏に柘植への慕情を記した手紙を多く送っている。その中で「やはり故郷といえば柘植より頭に浮かんできません」とか、利一が小学校5年生以降柘植に帰らなかったことについて「好きなればこそ帰れないという苦しさ、これは文人ならでは分からぬことです」と俳聖松尾芭蕉の心情や柘植への郷愁を記している。彼がよく登って物思いにふけったという小さな丘には利一の文学碑と川端康成の解説文碑が建てられている。

橋本 策(はかる)

橋本 策

明治14年(1881年)5月5日、4代続いた医師の家系の橋本謙之助・りゆ夫妻の3男として三重県伊賀市御代877番地(現地名)に生まれる。九州大学医学部を卒業後、特異な甲状腺腫を発見、橋本病と命名される。後、郷里にて開業するが、昭和9年1月9日自宅で急逝、享年52歳、菩提寺専念寺に眠る。

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